【解説】:プレーヤーが誤所でプレーした場合、2打罰となる(2013年現在のゴルフ規則 第20条第7項c)。そのペナルティを付加せず、実際よりも少ないスコアを申告した場合、プレーヤーは競技失格となる(2013年現在のゴルフ規則 第6条第6項d)。
しかし今回のケースでは、プレーヤーが気づかず、そばにいた競技委員もその処置に問題がないとしていた点などを踏まえ、委員会の自由裁量権により競技失格が免除された(2013年現在のゴルフ規則 第33条第7項)。
裁定集には同様のケースが裁定されており、委員会がプレーヤーがその違反となる事実を合理的に知らず、発見できなかったと判断した場合には競技失格の罰を取り下げることができるという事例があり(2013年現在のゴルフ規則裁定集33-7/4.5)、今回はそれに沿った形として裁定された。
[AD]
![]() ![]() |
![]() | Tweet![]() |