もうすでにいろいろなメディアで取り上げられていますね。イザ!にも「遼クンよ中嶋の技術を盗め!」という記事で紹介されていますが、やっぱり注目度は高いですねぇ。
元々ツアーの最年少優勝記録は中嶋プロが持っていたわけで、それを更新した石川さんとのラウンドというのは新旧最年少優勝者の対戦ということになります。記録保持者であった中嶋プロとしてはいろいろ感慨深いところだと思います。当該記事にも「自分の記録を塗り替えるのは彼しかいない」というコメントがありますが、それだけ期待していると思いますし。
中嶋プロのコメントの中で気になるのはやはりプロ転向に関するところでしょうか。これまでプロ転向をあおるような報道が目に付いた中で、個人的に反対とする中嶋プロの意見に私は賛同します。これまでは、KSBの優勝で得たシード権が高校卒業前に切れてしまうからその前にプロ転向?というニュアンスの記事が多かったですが、ずばっと反対と言い切ってしまうあたりが中嶋プロらしいし、自分の経験に基づいた意見はとても重いと思います。
世界を見回してみて、早くからその力を発揮してプロに転向した選手は何人もいますが、その後あまり順調ではないなぁという人が多いような気がします。タイ・トライオン、マット・クーチャーらはその典型ですね。アーロン・バデリーのような選手もいますが、プロになってから苦労している人のほうが圧倒的に多いですよね。
そもそもまだ16歳であり、あせる必要はないと思うんですよね。中嶋プロの言葉じゃないですけど日本アマも取ってないし、全米アマは門前払い。まだまだアマチュアでやることがたくさんありますし、たとえシード権が切れてしまったとしても、実力はあるのですからすぐフル出場できるようになると思いますしね。
もし石川さんが本当にこれからのゴルフ界を背負って立つ存在になるのであれば、きっと「ここがそのタイミング」という機会があるんじゃないかと思います。中嶋プロを見ていてもやはりそういう星のもとに生まれた人だなぁと思わせることがたくさんありました。タイガー・ウッズもそう。そういう人にはきちんとしたチャンスがくるものです。
それが今とは思えないというのが私の個人的な意見です。それがどういうタイミングでくるのかはわかりませんが、何年か先、オーガスタのティーグラウンドに立っている石川さんを中嶋プロが解説する……そういう場面を見られることを期待しています。
(仮)マンシングウェアオープンKSBカップ2007~若きチャンピオン誕生の瞬間~ | |
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