ウィンダム選手権が終わり、いよいよ史上初の試みであるプレーオフに突入するUSPGAツアー。FedExカップと名付けられた4試合により、今年のシーズンもクライマックスを迎えます。そのウィンダム選手権で7位タイに入り、FedExカップポイント140位に入った丸山茂樹プロのほか、今田竜二プロも55位として参戦します。

ところがその盛り上がりを打ち消すかのようにタイガー・ウッズが初戦「ザ・バークレイズ」の欠場を表明。まあ、ワールドツアー、メジャー大会と、立て続けにシビアな試合が続いたので仕方ない気もしますが、ランキングトップが初戦を欠場するというのは運営サイドとしてもショックなんじゃないでしょうか。

FedExシリーズが終了し、プレーオフに入った段階でポイントランキングはリセット。ウッズは100,000ポイントからスタートで、最下位の144位が84,700ポイントなのでその差15,300ポイント。1試合欠場しても2戦目に進める上位120位以内にいられるのは確実なので、力を温存しようというところでしょうか。

しかし、2位のビジェイ・シンが99,000ポイント。プレーオフの最初の3試合で得られるポイントは、優勝で9,000ポイントですから、もしシンが優勝すると8,000ポイントの差を残り3試合で追うことになります。まあ最終戦が30人しか出ないので獲得できるポイントが高くなり、3試合優勝できたとして最大28,300ポイント。けっこう厳しくなりそうな気もしますがどうでしょうね。

逆にこのウッズの欠場でさらにおもしろくなる可能性もありますが……。ツアー選手権に出場できる選手が出そろったとき、どういう顔ぶれがどういうポイントになっているかがほんとに楽しみです。

さて最初に書いた日本人選手2人ですが、丸山プロは140位スタートですから、バークレイズの獲得ポイントで120位以内に入らなければなりません。140位のポイントが85,000ポイント。120位が86,500ポイントですから、その差1,500ポイント。ボーダーラインより下の選手が伸ばしてくると2,000ポイントぐらいはほしいところですね。そう考えると10位では1,350ポイントしか獲得できないので足りません。ベスト5入りが必須という感じでしょうか。かなり厳しい状況と言えます。

今田プロは現在55位91,375ポイントですから、2戦目まではほぼ確実に出られると思われます。問題は3戦目に出場できる70位以内を確保できるかどうか。下に抜かれなければいいわけですが。最終戦のツアー選手権に出場するには30位以内に入っていないといけないので、1、2戦で稼いでおきたいところです。いや、いっそ優勝の9,000ポイントを獲得してもらって、2戦目はウッズより上でスタート！というぐらいになってくれるといいですね。

第2戦に出場できるのは120人。初戦で脱落する24人はいったい誰か？　白熱した4週間になることを期待しています。

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