この結果に対し新聞などのメディアでは「マスターズ出場は絶望的」とか、「今週優勝しても50位以内に届かない」とか書いていて、もう特別招待枠しかないような書かれ方をしています。いやどうかなぁ。微妙なところですが、優勝すれば届くと私は考えています。先週62位だった今田竜二プロが64位に落ちたように、アメリカツアーの選手は試合がないのでランキングが落ちてきます。当然、試合のある日本ツアーの選手がランクアップします。
先週の計算ではカシオの優勝を20ポイントと計算していましたが、ランキング上位の選手がおらず、優勝ポイントは18ポイントでした。今週の日本シリーズもたぶん同じなので、優勝すれば96.83ポイント。時間経過によるマイナスが若干あると思いますが、ポイントの平均値は2.3〜2.4ポイント程度になります。先週も書いた通り、現在の50位は2.35ですが、年末には2.3までは落ちてくると思われるのでギリギリなんとか……と。
要するに、年末のワールドランキング50位以内というカテゴリでマスターズに出場するためには、次の日本シリーズ優勝しかありません。かなり厳しい条件ですが、まだ可能性は残されています。
では優勝できず50位以内に入れなかった場合のマスターズ出場の可能性はないのか? あります。現在石川プロのワールドランキングは66位。アメリカツアーの選手がランクダウンすることを考えると、日本シリーズの順位に関わらず、年末のランキングは64位以内に入っていると思われます。これが2月半ばまでキープできればワールドツアーの「アクセンチュアマッチプレー選手権」に出場できます。来年2月開催。
ワールドツアーは獲得できるポイントが高いため、ここで活躍すればマスターズ前週のワールドランキング50位以内というカテゴリでの出場の可能性が出てきます。来週から試合がなくなり、時間経過によるポイント低下をざっくり計算すると、3月時点ではだいたいトータル65〜67ポイント換算ぐらいになっているはずです。3月のランキング50位が2.5ポイントぐらいだと多めに仮定して(2007年の実績では2.160ポイントでした)、必要なポイントは35ポイント以上。これも厳しい条件ではありますが、アクセンチュア2位で獲得できます(2位の獲得ポイントは45程度)。
本当はマスターズ直前にもう一つワールドツアーの試合「CA選手権」があるので、こちらに出られると可能性はさらに広がるのですが、石川プロが出場できるカテゴリは2008年の賞金ランキング3位以内だけなのでちょっと厳しい。賞金ランキング3位に入るためには日本シリーズに優勝する必要がある(現在3位のマークセンとの差は優勝賞金3000万円でないとひっくり返らない)……優勝できたら上記の試算ではその時点ではマスターズ出場資格が得られているわけで……。
ワールドツアー以外でも3月時点でワールドランキング50位以内に入る方法はあります。それはアメリカツアーに出場して活躍すること。主催者推薦がもらえるといいのですが……可能性としては「ソニーオープン」と「ニッサンオープン」ですかねぇ。
まあ先の話は置いといて、まずは日本シリーズの結果に期待しましょう。
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