具体的には「http://pc2m.net/u/〜」と「http://〜.p.fn.to/」という文字列がついているサイトです。「〜」にドメイン名を入れる形です。「首相官邸」サイトであれば「http://pc2m.net/u/www.kantei.go.jp/」「http://www.kantei.go.jp.p.fn.to/」となります。検証してみたら、どうやらリアルタイムでそのサイトの情報をもってきて変換している感じです。
Webサイトを携帯用に見られるように変換してくれるなんて便利だなぁと思う人もいるかも知れませんし、作った人もそういうサービスのつもりで作ったのかも知れません。しかし、その変換時にリンク先にも「http://pc2m.net/u/〜」と「http://〜.p.fn.to/」をつけられるということは、もっと悪意のあるページにリンクすることだって可能なわけです。
たとえばウィルスを仕掛けたサイトへリンクするとか、ID・パスワードを入力するサイトであれば、そのID・パスワードを集めるプログラムを置いて個人情報を取得することだってできます。
このサイトのいちばんの問題は、あたかもオリジナルサイトのように見えることです。携帯ではPCのように常時URLが表示されるわけではないので、このサイトに携帯でアクセスしたらオリジナルサイトだと勘違いしかねない。現在、有名なサイト(たとえばポータルサイトなど)もこの「http://pc2m.net/u/〜」と「http://〜.p.fn.to/」をつけて見ることができます。中身はオリジナルサイトと同じなので違うサイトと気づかない人もたくさん出ると思われます。
頭に「http://pc2m.net/u/〜」をつけるほうは上下に関係のない広告が入っています。有名なサイトへアクセスしたつもりで変換先にアクセスし、それに気づかなかった場合、その広告をオリジナルサイトのものだと思ってしまうかも知れません。このサイトが出している広告だから安心だろうと……。
そもそもの問題として、これはコンテンツの無断転載ですよね。ニュースサイトなどは自社サイトにアクセスされていないのにコンテンツを見られてしまうわけで、ヘタをすると、そのサイトのためにニュースを流すことになってしまうかも知れない。
現状でも、オリジナルサイトよりも変換先サイトのほうが検索サイトでの表示順が上になっているケースがあります。一生懸命更新してもオリジナルサイトではなく変換先サイトへユーザーが流れたらなんのために更新してるの?という感じですよねぇ。
サイトをお持ちの方が見てましたら「http://pc2m.net/u/〜」と「http://〜.p.fn.to/」でご自身のサイトが表示されていないかどうか確認してみたほうがいいと思います。もしそれをつけて表示された場合には.htaccessなどを用いてそのサイトからのデータ取得のためのアクセスを制限することをおすすめします。
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