この事故は江戸川上の送電線にクレーン船がひっかかったことが原因ということで、事情聴取なども行われているようですが、そもそも送電線の下を通るときのルールがないという話。自動車でも高さ制限があるのにねぇ。
それにしても送電線の下を通るときのルールを作ったら問題は解決するんでしょうか。それよりも先に根本的な原因である電線をなんとかすべきだと思うのは私だけでしょうか。毎日街を歩いていて、ふと顔を上げるとほんとにいやになるのが電柱と電線。下町の狭い道路、車2台がようやくすれ違えるような道路の両側に電柱が立っていて、網の目のように電線が走っている。
路面電車が走っていた時代ならまだわかりますが、その頃以上の電線と電柱であふれかえっている。電柱がなければ車の通行だってスムーズになりますよね。人が車が通るのを待って歩くようなことをしなくて済むと思います。
もちろんどの電線も必要なんだとは思います。生活する上で電気がないというのは、現代社会では考えられないでしょう。ただ、本当にこれだけの電線が必要なのか? うまくまとめたりできないのかな、あるいは地中に埋めるとかできないのかなと思いませんか?
仕事で観光地の取材をしたり、風光明媚用の写真を撮るようになって、日本の景観は本当にひどいと感じるようになりました。レンズをどこに向けても必ず電柱や電線がフレーム内に入ってしまう。海外へ行ったとき、こんなに電線があったかなと思うんですよね。あっても目立たないようになっているとかね。
まだ風光明媚に出していませんが、先日行った那智の滝では、三重の塔と滝を一緒に撮ろうと思うと電柱と電線が写ってしまう。あるいは以前行った河津桜が両岸に生えている川。その両岸を写そうと思うと、川の上をむき出しの電線が走っている。橋の上から撮影してるんですよ。ということは、その橋の下を通せばいいだけの話じゃないですか。なぜそれができないのか? 管轄が違うとか、電線の持ち主が違うとか、いろんな理由はあると思いますけど、なんとかする方法はほんとにないんですかね?
観光立国だの、外国人観光客を何百万人も誘致するだのと行政が言っていたりしますけど、その前に、いまの景観をなんとかしないと恥ずかしいですよね。銀座のメインストリートには電柱がありません。街灯はあるけどやぼったい電柱がないのですごくすっきりしています。こうでないといけないんじゃないでしょうか。
7月の末に日本橋の上を走っている首都高を地下に移動させる計画が固まったという報道がありました。どよんとしたどぶ川に架かる橋になりさがっている歴史的な橋の景観、ひいては都市の景観を再生させようという試みなわけですが、こういうことをもっともっとやらないといけないんですよね。
障害物のない空。その当たり前の光景はいつになったら取り戻せるんでしょう。
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